自由研究

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なにかありましたらどうぞ。

声優楽曲digの方法について(1)男性声優楽曲音源の種類について編

書こうとしていることがありすぎてよくわかんなくなったので、とりあえず自分がいちばん熱心に声優楽曲を聴いていた数年前、どうやって楽曲をdigっていたか書きます。ちなみにここでは過去の名曲を漁るというよりは、とにかく数を網羅して最近のシーンをざっくりと把握したい的な方向性を想定してます。


男性声優楽曲の世界というのは非常にニッチで、意識してなければ日常のなかで自然と視界に入ってくることはほぼないです。つまりある程度自分から探す姿勢がなければ基本的には出会えないということです(もちろんよっぽど男性声優楽曲digに熱意をもっており、なおかつそれをSNSにふだんからシェアしてるようなすばらしい知り合いがいるなら話はべつですが、、)。しかし声優楽曲を探すにはなにかしらの道しるべ、もしくは軸となるものが必要です。自分のdigの軸はざっくり言うと"推しメン""作編曲者""レーベル"です。

  • 推しメン

べつに推してなくてもいいんですが、digの起点となる人物を設定することは非常に有用です。じっさい、なにかしら声優の曲を聴きたいなと思い立ったときに、まずiTMSなりサブスクなりで好きな声優の名前を入れて検索してみるのは基本でしょう。ですが、この軸がほんとうに役に立つのは過去方向よりもむしろ未来方向です。
現在ではかなり状況が変わってきていますが、2015〜2016年当時iTunesにて配信されている男性声優楽曲というのは体感で全体の50〜60%程度だったと思います。とうぜん、「カテゴリ:アニメ」で「ニューリリース」のところに出ているものは全部チェックしますが、さてそこからどうするかというのが問題でした。一概に男性声優の楽曲が入ってるCDといってもいろいろありますが、まず声優本人名義の音源で大手のレーベルから出ているものは基本的に配信でまかなえます。それ以外の音源ですが、だいたい以下に分類できます。
1. キャラソンだけが入っているCD
2. キャラソンのおまけとしてドラマが入っているCD
3. ドラマのおまけとしてキャラソンが入っているCD
4. 声優本人名義だが、企画もののCD
(5. ゲーム内の曲、もしくは番組の企画等で音源になる予定がない)
2.と3.の違いはタイトルで判断できます(稀にツキプロのファーストシーズンのようなどちらともとりうるものもありますが)。経験則的に、このなかでもっとも優先して探すべきなのは3.です。まず、3.と4.はほとんど配信に乗ることがなく、聴いている人間の絶対数も少ないため偶然発見することが難しいです。iTunesでの楽曲配信率が体感(あくまで体感ですよ)90%近くなった2021年現在、2.の大部分と3.の半分くらいは配信で発見することができ、えっこんな曲まであるの!?と感謝することも多いですが、やっぱりよくわからないレーベルが出してるよくわからないシチュエーションCDとかはがんばって探すしかありません。
どれも同じキャラソンじゃないかと言われそうですが、1.〜3.には内容的にも違いがあります。1.と2.は曲に重きをおいているのにたいして、3.はドラマが主役で曲はおまけです(3.に出会うのが難しいのは、このせいであまり音楽CDとみなされてないことも理由のひとつです)。が、それにもかかわらず、なぜか3.に類するCDにめちゃくちゃいい曲が入っていることが多々あるのです。これは男性声優楽曲界の七不思議のひとつと言われています。逆説的ですが、1.と2.は最初から楽曲を主眼にしているせいで曲数を求められることが多く、そのせいで平均は高いがそのかわり凡になりやすい、3.はだいたい1曲だけだし、本来入れなくてもいいところにわざわざ楽曲を入れてるのでクオリティが高くなりやすいのかな?という想像をしています。4.までいくと、そこまで掘り出し物ばかりというわけでもなく、けっこう玉石混淆というか当たり外れが激しい気がします。とはいえとりあえず音源になっているものはiTunesで検索しまくるなり、アニメイトでCDの棚を片っ端から眺めていくなりできるのですが、5.は効率的に探す方法をわたしも知りたい。。
話が大きくずれてしまいましたが、1人(じゃなくてもいいですが)の声優を軸に置いてその活動を追いかけることにより、よくわからないCDの発見率が高まりますし(よくわからないシチュエーションCDはシリーズものになっていることも多いので、1枚発見すれば芋づる式に数曲digることができます)、そうでなくともだいぶ見通しが立てやすくなります。じっさい、わたしも地下声優(当時)のおまいつをしていた時期がいちばん声優楽曲をたくさん聴いていたと思います。アイドルものや乙女系の作品によく出てる声優の場合、そのひとの参加してる楽曲を追ってるだけでもある程度男性声優楽曲界のトレンドがつかめるでしょうし、逆もまた同じことが言えて、いっけん似たような設定の作品でもキャスティングによって作品のねらいがみえてくるかもしれません。どうみても楽曲に予算を使いすぎてキャスティングに回せなかったんだなっていう作品とかね……。
あとは人間を軸にdigるという意味ではべつに声優にかぎらず、ネット上で声優楽曲の話をしてるひとを探して自分と音楽的趣味の合いそうなひとをみつけるというのもけっこう重要です。わたしは定期的に「男性声優楽曲」でTwitter検索してます。といってもやっぱり男性声優楽曲の話をしてるひとは少ないですが、、、。しかし、そこでみつける曲とかもやっぱりあるので、なかなか侮れない。

気づいたらめっちゃ長くなってたので続きます。。